【修理実績紹介】ルイ・ヴィトン「クリストファー PM」バッグの持ち手 革巻き補修

コバ樹脂剥がれからの革巻き提案

今回ご依頼いただいたのは、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の人気バックパック 「クリストファー PM」。
長年のご愛用により「持ち手のヨレ」「コバ樹脂の剥がれ」が目立ち始め、修理のご相談をいただきました。

通常のコバ樹脂補修で対応も可能ですが、経年劣化によって再発のリスクが高い状態。
そのため、より耐久性を高めるために 「革巻き補修」 をご提案いたしました。

Before

after


天草製作所のこだわりポイント

  • 元の革に合わせた素材選び
    キメの細かさと光沢感が似た革を厳選し、違和感のない仕上がりに。

  • 厚みと耐久性のバランス
    握る部分は厚みを持たせ強度を確保しつつ、端の繋ぎ目は薄く仕上げることで自然なフォルムを再現。

  • オリジナルの穴を活かした縫製
    ステッチは元の穴を使い、どこで繋いでいるか分からない自然な仕上がりを実現。


お客様からのLINEコメント全文

修理品をお渡し後、お客様からわざわざLINEで感想をいただきました。
全文をそのまま掲載いたします。


帰ってきた鞄を眺めてて気づいた事

元の革ハンドルの革とキメの細かさと光沢が非常に似ている革が使用されている事。そのおかげが見た目は元より手触りの違和感無し。

握る部分に厚みをもたせ、両端の繋ぎ目部分は薄く且つ耐久性も備えた厚さになっている。おそらく薄すぎるとめくれてくる可能性が。

持つ部分の厚みが増し、内周外周差が大きくなったにもかかわらず、ステッチが元の穴と同じ。どこで繋がっているのか分からないレベル。

側面の革の合わせ目ですら分からないレベルの自然さ。

新品よりこちらの方が好きです。鞄自体も前からこうだったかの様な顔をしております。

天草製作所さんに感謝。


職人としてこれ以上嬉しいお言葉はありません。


まとめ

「クリストファー PM」のように重量感のあるバッグは、持ち手の劣化が避けられません。
しかし革巻き補修を行うことで、新品以上に長く安心してお使いいただけます。

ルイ・ヴィトンのバッグ修理で「持ち手がヨレてきた」「コバが剥がれてきた」と感じられた方は、ぜひ天草製作所本店へご相談ください。

📍 修理内容:ルイ・ヴィトン クリストファーPM 持ち手 革巻き補修
💰 修理費用:2本で33,000円(税込)

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