【修理実績紹介】浅草ブランドの一足に、曲線美のこだわりを。

本日ご紹介するのは、
お洒落をこよなく愛する男性のお客様からのご依頼。

職業はファッション系…ではなく、
外資系の自動車メーカーで内勤のお仕事をされているそう。
とはいえ、今は自由な服装で出社OKとのことで、
「毎日のお洒落が楽しみなんです」と嬉しそうに語ってくださいました。


お持ち込みいただいたのは、
**「POST PRODUCTION(ポストプロダクション)」**というブランドの新品の一足。
正直、最初に見たときは海外ブランドかと思いましたが、
浅草の少人数チームが手がける、まだ若いブランドとのこと。
こうして日本の新しい靴づくりを応援できるのは、なんだか嬉しいですね。


今回のご依頼は「新品を長く履きたいから」と、
ハーフラバー+ヴィンテージスチールの装着

しかも、「見えないところにもこだわりたい」と、
それぞれのパターンやデザインをじっくり選んでくださいました。

ハーフラバーは曲線の入ったものを、
アッパーの刺繍のラインに合わせてセレクト。
スチールは、柔らかく波打つジェリーフィッシュ型をチョイス。

「底なんて誰も見ないけどね」と笑いながらも、
その“見えないところ”にこだわる姿勢に、
こちらもとても刺激をもらいました。


「神は細部に宿る」
まさにそれを実践されているお客様。
またひとつ、修理を通じて素敵な靴と人に出会えたことに感謝です。

仕上がった靴を見て、どんな表情をされるのか。
次回のご来店が今から楽しみです。

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