お客様の笑顔シリーズ VOL142(お顔🆖) 隠す修理から、魅せる修理へ。

今回のお客様は、板橋区よりご来店。
ご依頼は オールデンのチャールズパッチ修理 です。

黒のコードバンに入ったダメージ。
通常であれば、同色で「目立たなく仕上げる」ケースが多い修理ですが、
今回のお客様は最初からはっきりとこう言われました。

「どうせなら、アクセントにしたい」

そこで選ばれたのが、
黒コードバン × ボルドーコードバン

同じコードバン素材で、
あえて色を変えた“見せるパッチ”。

隠すための補修ではなく、
履き込んだ靴だからこそできる遊び心ある修理です。

仕上がりを見て、
「これはいいですね」
と、しっかり笑顔。

傷も自然にカバーされ、
なおかつ一目で分かる個性が加わりました。

お話をしていると、
実はお客様、私と同い年。

趣味は ビリヤード
なんとキャリアは40年以上。
池袋ロサ会館でプレーされているとのこと。

さらに見せていただいたのが、
TADのビリヤードキュー

すでに4〜5本所有。
今では1本で「新車の軽自動車が買える」価格帯だそうで…。

完全に、プロの領域。

靴も、ビリヤードも、
わかる人だけが分かる世界を、長く深く楽しむ。

そんな生き方が、
この一足にも、キューにも、にじみ出ていました。

修理は、
ただ元に戻すための作業ではなく、
その人の価値観や美意識を
形にする仕事。

今回も、学ばせていただきました。

ご来店、ありがとうございました。

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