本日ご紹介するのは、25歳の息子さんが履かれているティンバーランド・イエローブーツの修理依頼です。
ご来店くださったのは、お母様。
ある日息子さんの靴をふと見たら、カカトの内側が破れているのを発見。
「これはまずいな…でも本人に言っても放っておきそう…」
ということで、息子さんには何も言わずに、こっそり修理へ動き出されたそうです。
まずはティンバーランドのカスタマーセンターにお電話され、
「修理は代官山の店舗から受付、そこから提携の修理業者に出す」との説明を受けたとのこと。
でも、せっかくなら**“地元・西荻で直せないかな”**と探していただき、
天草製作所を見つけてご来店くださいました。
「できれば地元にお金を落としたいと思っていて」というお言葉もいただき、
スタッフ一同、本当にうれしくなる時間でした。
今回は、カカト内側の破れ補修として、
**内側に革をあてて補強する修理(左右)**を実施。
目立たずしっかり、そして長く履けるように仕上げました。
**修理価格は左右で15,400円(税込)**です。
仕上がりをご覧になったお母様は、
「息子はきっとびっくりしますね。ふふふ。」と、笑顔でお帰りに。
ちなみに、こういったケース、実は意外と多く、
「お母さんが息子さんの靴を内緒で持ってくる」というご依頼は本当に多いです。
でもなぜか、「お父さんが…」というパターンは、ほとんどないんです。笑
息子さんが大人になっても、
靴が少し傷んできたときに、そっと動くのはやっぱりお母さん。
そんな優しさに、今回も心があたたかくなりました。
ご来店、ありがとうございました。