お客様の笑顔シリーズ VOL.257 2003年から使い続けるコードバン財布。思い出も、使い込んだ風合いも残して修理する。

お客様プロフィール

📍 お住まい| 元・西荻窪。現在はもう少し東京の西側へ
💼 お仕事| 給食を作るお仕事/漫画家を目指してSNSでも作品を発信中
❤️ 好きなこと・趣味| 畑で野菜づくり、漫画制作
👛 今回のお品物| 2003年に知人の革職人さんに作ってもらったコードバンの二つ折り財布
🔧 ご依頼| 小銭入れのホック修理、破れた革の補強・交換
🔍 ご来店のきっかけ| 天草製作所本店の常連のお客様

今回のお客様は、以前から天草製作所本店をご利用いただいている常連様。

実はご結婚の記念に、ご夫婦で天草製作所のオーダー靴をご注文いただいたこともあるお客様です。

以前は西荻窪にお住まいでしたが、現在はもう少し東京の西側へ。

引っ越しをされてからは畑も持たれ、野菜なども育てていらっしゃいます。

今回の修理をご依頼いただいた際には、なんと畑で採れた無農薬のお野菜までいただきました。

これが、めちゃくちゃ美味しかったです!

2003年に作ってもらった、コードバンの財布

今回お持ちいただいたのは、2003年に知人の革職人さんに作ってもらったコードバンの二つ折り財布。

20年以上使い続けている一品です。

写真を見ても、この財布が歩んできた時間が伝わってきます。

新品の革にはない色の濃淡、艶、擦れ。

こういう表情こそ、長く使った革製品の魅力だと思います。

作ってくれた革職人さんとは現在は疎遠になられたそうで、

「これを直して、まだ使いたい」

と天草製作所本店へお持ちくださいました。

壊れた部分だけを直し、20年の風合いは残す

今回の不具合は、小銭入れ部分のホックのバネが効かなくなっていたこと。

さらにオス側のホックは、取り付け部分の革ごとちぎれていました。

財布の脇にも革の破れが見られました。

そこで今回は、元の財布とのバランスを考えながら、同系色のワイン色のコードバンを使用して修理。

ホック部分は、ただ新しいホックを取り付けるだけではありません。

破れてしまった革を補強し、財布全体のデザインをできるだけ崩さないように新しいホックを取り付けました。

脇の破れについても、新しい革を薄く漉いて交換。

場所や構造によって手縫いとミシン縫いを使い分けながら、元の財布が持つ風合いをできるだけ壊さないように仕上げています。

新品のようにすることが目的ではありません。

20年以上使ってきた革の表情は、そのまま残す。

そして、壊れたところにきちんと手を入れて、また使えるようにする。

天草製作所本店が大切にしている修理のひとつです。

今回の修理料金|33,000円(税込)
※お品物の状態・仕様により料金は異なります。

これからも、この財布と一緒に。

お仕事をされながら、漫画家を目指してSNSでも作品を発信されているお客様。

「アメリカ的に言えば漫画家!」という感じでしょうか(笑)

夢に向かって作品を作り続け、発信し続ける姿も素敵です。

Instagramでも作品を発信されていますので、ぜひ皆さんものぞいてみてください。

Instagram|@simeno2017

そして今回も、最高の笑顔をありがとうございました!

2003年から使っている財布が、2026年に修理され、また次の時間を刻んでいく。

捨てるのではなく、直して使い続ける。

そんなお手伝いができることを、天草製作所本店はとても嬉しく思います。

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