お客様プロフィール
📍 お住まい|久我山
💼 お仕事|WEB編集・ライター
❤️ 最近ハマっていること|実家に眠っている昔のものを、リメイク・修理して使うこと
👜 今回のお品物|BURBERRY(バーバリー)のバッグ/MIU MIU(ミュウミュウ)のバッグ
🔧 ご依頼|バーバリー:劣化した合皮部分の革交換/MIU MIU:全体の染め直し
🔍 ご来店のきっかけ|以前からお店の前を通られていて、天草製作所をご存知だったとのこと
今回のお客様は、お隣の久我山から。
以前からたまに天草製作所の前を通られていて、お店の存在はご存知だったそうです。

今回お持ちいただいたのは、BURBERRYとMIU MIU、2つのバッグ。
どちらも新しく購入されたものではなく、ご実家に長い間眠っていたバッグです。
最近、ご実家の練馬にある昔のものや、お母様から譲り受けたものを修理したり、リメイクしたりして、もう一度使うことにハマっているそう。
ご自身で使ったり、娘さんや大学生の長男さんが使ったり。
なんか、いいですよねー。
ボロボロになった部分だけを、革に交換
バーバリーのバッグは、オレンジ色の合皮部分が経年劣化でかなり傷んでいました。
触ると表面が剥がれてしまうほどで、そのまま使い続けるのは難しい状態。
ただ、バッグ本体はまだまだ使えます。


そこで今回は、状態が良く残っている部分はできるだけそのまま生かし、劣化してしまった部分を取り外して、デュプイ社の素上げの牛革に交換しました。
すべてを新しくしてしまうのではなく、残せるところは残す。
これまで使ってきたバッグの雰囲気をなるべく壊さないよう、革の厚みや全体のバランスを見ながら仕上げています。
今回のバーバリーの修理料金|88,000円(税込)
※お品物の状態・仕様により料金は異なります。






MIU MIUは、ボルドーの色をもう一度
もう一つはMIU MIUのバッグ。
こちらは革そのものはまだ使える状態でしたが、長年の使用や保管によって、ボルドーの色がかなり褪せていました。

今回は革を交換するのではなく、バッグ全体を染め直し。
使い込まれた革の表情を残しながら、深みのあるボルドーを取り戻していきました。
新品に戻すのではなく、これまで使ってきた時間を残しながら、また使える姿にする。
革製品の修理では、そんな仕上げ方も大切だと思っています。



今回のMIU MIU染め直し料金|33,000円(税込)
※お品物の状態・仕様により料金は異なります。
「俺が使いたいー」
実は今回、ご依頼のときは娘さんと一緒にご来店。
そして完成したバッグのお引き取りには、大学生の長男さんと来てくださいました。
修理したバーバリーを見た長男さんから、
「俺が使いたいー」
と。
これ、職人としては嬉しいですね。
お母様のものだったバッグを、お母様から娘さんへ、そして今度は息子さんも使いたいと言ってくれる。
最近、本当にこういうご依頼が増えています。
お母様から譲り受けたもの。
お祖母様が使っていたもの。
自分が若い頃に使っていたもの。
昔のバッグって、今見るとデザインもサイズ感も新鮮なんですよね。
革やつくりを見ても、
「これ、まだまだ使えるな」
と思うものが本当に多いです。
傷んだから捨てるのではなく、傷んだところを直して、また使う。
そして、ときには次の世代へ。
今回のお客様も、そんなことを娘さんや息子さんに自然と伝えていらっしゃるのかなと思いました。

モノを大切にすることを、言葉ではなく、実際に直して使う姿で伝えていく。
とても素敵なご家族でした。
この度は大切なバッグを天草製作所本店にお任せいただき、本当にありがとうございました。
また何かご実家から面白いものが出てきましたら、ぜひお持ちください。
まだまだ使えるもの、一緒に考えましょう。