本日オープンと同時にご来店いただいたお客様。
お持ち込みいただいたのは、
イタリアの名門
セルジオロッシ
そしてフランスを代表するラグジュアリーブランド
エルメス
の二足。
どちらも上質さが際立つ、美しいコンディションの靴でした。

■きっかけはBOSSの一言
「自分の足に合わないから、履けるならどうぞ」
そう言って譲り受けた二足。
良い靴ほど、サイズが合わないだけで
履かれなくなってしまうものです。
しかし視点を変えれば、
次に活かされるための靴。

■セルジオロッシ|精密なサイズ調整
セルジオロッシはサイズ調整から。
実際に履いていただきながら
・かかとのフィット
・歩行時の安定
・つま先の圧迫
この3点を確認し、段階的に調整。
合計4回のフィッティングを経て、
かかとが浮く状態から
しっかり足についてくる感覚へ。
さらに親指周辺の圧迫も微調整し、
“履ける靴”から“歩きたくなる靴”へ。
■エルメス|履くための準備
エルメスはハーフラバーを装着。
滑り止めとしての機能だけでなく、
ソール保護としても重要な工程。
履き出し前のひと手間が、
靴の寿命を大きく左右します。
■人とモノの関係性
お客様は長崎ご出身。
さらにカナダ・イギリスでのワーキングホリデー経験もあり、
非常に行動力のある方。
「せっかくのいい靴だから、ちゃんと履きたい」
その言葉がとても印象的でした。
誰かに合わなかった靴も、
別の誰かにとっては価値ある一足になる。
モノは人によって価値が変わる。
改めてそう感じた時間でした。

■最後に
サイズが合わないだけで眠ってしまう靴。
しかし調整を施すことで、
再び現役として活躍できる。
今回もまた二足、
本来の役割へと戻りました。
ありがとうございました。