今回のお客様は、約10年前にアメリカ・ヒューストンで購入された、**CIVA(チーバ)**のレザーバッグをご依頼くださいました。
CIVAは1973年創業、イタリア・フィレンツェのレザーブランドです。
植物タンニン鞣しの革を使用し、職人が一つひとつ手作業で仕立てるバッグは、使い込むほどに美しい経年変化を楽しめます。
今回お預かりしたバッグも、10年という時間を重ね、とても味わい深い表情になっていました。


今回のご相談は、
「ショルダーベルトが長く、細いため肩に食い込んでしまう。」
というお悩みでした。
そこで今回は、
・ショルダーベルトを約10cm短く調整
・肩に当たる部分を幅広にしたショルダーベルトを一から製作
させていただきました。
修理費用は22,000円(税込)。
使用した革は、ルイ・ヴィトンの修理でも使用している高品質なヌメ革です。
製作直後はバッグ本体との色に違いがありますが、日焼けや使用による経年変化で少しずつ飴色へと変化し、バッグに自然と馴染んでいきます。



お渡し時に、お客様からたくさんのお話を伺いました。
以前は商社に勤務され、飲食業界のコンサルティングや新しい飲食業態の提案に携わり、ご自身でも約10店舗の経営に関わってこられたそうです。
そして現在、新たな挑戦として活動されているのが、
公益財団法人 東京動物園協会のドーセント。
土日祝日は、井の頭自然文化園や多摩動物公園で、来園者へ動物や自然について解説をされています。
バッグをお渡しした際にも、井の頭恩賜公園の池の生態系や動物たちのお話など、普段なかなか聞くことのできない興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。
毎回、お客様との会話から新しい発見があり、とても楽しい時間を過ごさせていただいています。
挑戦する人は、いつまでも若い。
その言葉を体現されているようなお客様でした。
私も、いくつになっても挑戦し続けたいと思います。
この度もご依頼いただき、誠にありがとうございました。