お客様の笑顔シリーズ VOL.227|HOKAの履き口を本革で修理

今回のお客様。

お持ちいただいたのは、履き慣れたHOKAのスニーカーです。

かなり履き込まれていて、カカトの内側、いわゆる履き口部分がボロボロになっていました。

実は天草製作所本店、
スニーカーのこの修理、かなりご依頼が多いです。

特にHOKAはカカトまわりに独特の形状があり、単純に上から革を貼ればいい、という修理ではありません。

今回は傷んだ生地部分を取り除き、形状に合わせながら本革で履き口を作り直しました。

構造上どうしても革にシワは入ります。

ただ、生地のまま補修するのではなく本革を使うことで、傷んでいた部分の強度はかなり上がります。

今回はアイレット付近まで広範囲に修理を行い、

修理料金 17,600円(税込)

となりました。

そして今回、この靴を直す理由がとても印象に残りました。

お客様は9月から仕事で、約10日間オーストリアへ。

世界的なアートとテクノロジーの祭典、**Ars Electronica(アルスエレクトロニカ)**に関わるお仕事で現地へ行かれるとのこと。

慣れない海外で、仕事をしながらたくさん歩く。

だからこそ、

「履き慣れた、この靴で行きたい」

とのことでした。

なるほど。

新しい靴を買って海外へ行くのではなく、
自分の足が知っている、ストレスのない一足を修理して持っていく。

こういう修理の理由、私はとても好きです。

本日、お引き取りにご来店いただき、

「これで安心して行けます」

と、素敵な笑顔をいただきました。

靴修理って、単に壊れたところを直すだけじゃないんですよね。

その人がこれから向かう場所や、
そこで過ごす時間を支える仕事でもある。

オーストリアの街を、このHOKAが一緒に歩く。

そう考えると、修理屋としてなんだか嬉しくなります。

どうぞお気をつけて。
そしてお仕事、楽しんできてください!

今回も大切な一足を天草製作所本店にお任せいただき、本当にありがとうございました。

天草製作所本店
代表 西森真二

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