こんにちは、天草製作所本店です。
全国からご依頼をいただくことの多い、dansko(ダンスコ)のパイピング修理。
今回のお客様は、自由が丘で美容師をされている方です。
愛用されているのは、鮮やかなブルーが印象的なダンスコ Professional(プロフェッショナル)。
傷んできたダンスコを見て、
「どこか修理できるところはないかな?」
とネットで検索されたそうです。
そこで見つけてくださったのが天草製作所本店。
店名を見て最初は、
「天草? 長崎かな?」
と思われたそうです(笑)
ところが、よく見てみると……
杉並区・西荻窪!
しかも西荻窪は、お客様もちょくちょく遊びに来られる街だったそうで、ご来店くださいました。
ダンスコの甲と履き口のパイピングを本革へ
今回のメインの修理は、
甲部分のパイピング交換
履き口部分のパイピング交換
です。
ダンスコでは非常にご相談の多い修理のひとつです。
劣化したパイピングを取り除き、本革を使って新しく作り直しました。
合皮から本革へ交換することで、見た目を整えるだけではなく、今後長く履いていただくことも考えています。
アッパーの割れを、あえて「デザイン」に
さらに今回は、ブルーのアッパー部分にも数カ所の割れがありました。
このような鮮やかな原色系やホワイト系のダンスコでは、アッパーの割れが目立ってしまうことがあります。
そこでお客様と相談。
単純に傷を隠すだけではなく、
「黒い革をドットのように貼ってみましょう」
という修理方法をご提案しました。
ダンスコは靴底の返りがほとんどない構造なので、今回は黒い本革を接着して補修しています。
ブルーのアッパーに、ブラックのドット。
補修跡を無理に消すのではなく、修理した部分を新しいデザインとして見せる。
お客様とイメージを擦り合わせながら完成させました。
対面だからできる修理があります
複雑な修理には、必ずしも一つの正解があるわけではありません。
靴の状態を実際に見ながら、
「ここはこうしましょう」
「だったら、こんな方法もできます」
と、お客様と職人が話しながら修理方法を決めていく。
これも店頭での対面受付の良さだと思っています。
そして本日、お引き取りにご来店。
完成したダンスコをご覧になって、大変喜んでくださいました。
最後は恒例の記念撮影。
この笑顔です!




ご依頼いただき、本当にありがとうございました。
メール・LINEでの複雑な修理相談について
天草製作所本店では、メール・LINEでの複雑な修理のお問い合わせについて、修理方法・お見積り・納期などを一点ずつ確認するため、**個別診断料550円(税込)**をいただく形へ順次変更いたします。
実際に修理をご依頼いただいた場合は、550円を修理料金に充当いたします。
これまで無料で対応してきましたが、複雑な修理は状態を確認し、方法を検討し、お見積りを作成するまでに相応の時間を要します。
また、お見積りをお送りした後、ご返信をいただけないケースも少なくありません。
今後も一件一件のご相談にきちんと向き合っていくための変更となります。
なお、店頭での修理相談・お見積りはこれまで通り無料です。
ご理解いただけますと幸いです。
ダンスコのパイピング劣化やアッパーの傷みで、
「もう履けないかな……」
と思っている方も、ぜひ一度ご相談ください。
直すだけではなく、修理をきっかけに少し新しい表情を加える。
そんな修理も、天草製作所本店ではご提案しています。
天草製作所本店
代表 西森真二